不眠症

睡眠は、生活環境・身体状態・精神状態に影響され、現代社会においては人口の10%以上が不眠症をかかえており、3%の割合の人が睡眠薬を服用しています。
 
慢性化した不眠症は、生活の質の低下はもとより、心身の健康に大きな影響を与えます。不眠症が1年以上続くと、うつ病を発症するリスクも高まります。
 
睡眠を障害するものには、大きく分けると患者さんの身体や患者さん自身に原因がある場合(これを内在因性睡眠障害という)と、患者さんの身体外の要因によって発症する場合(これを外在因性睡眠障害という)があります。
 
内在因性睡眠障害は、神経質な性格に筋肉のこりや張りなどの身体的要因が重なり、そこに、寝られなかったらどうしよう、寝なければという気持ちの焦りが加わることで、不眠が生じると考えられています。
 
外在因性睡眠障害は、日常で摂取する覚醒物質(コーヒーなどに含まれるカフェイン・たばこ)の過剰摂取、就寝前の激しい運動、就寝直前の食事や甘い物、アルコールなどの糖分の摂取、不適切な室温、就寝直前の心の葛藤や思考・回想などが原因で起こります。
 
不眠症の症状にもいくつかのパターンがあり、寝つくのに時間がかかる入眠障害、夜中に2回以上目が覚める中間覚醒、朝起きた時にスッキリ感のない熟眠障害、通常よりも早く目が覚めてしまう早朝覚醒があります。
 
不眠症の患者さんの鍼治療のポイントは、首と背中の張りをまず緩めることです。
自分の経験上でもそうですが、何か寝つきが悪いと思って身体をしらべると、大抵首が張っています。首には安眠のツボがあるように、睡眠と深く関係しています。
 
また、交感神経が優位になると背中も張ってきますから、首と一緒に背部も鍼を打って緩ませます。
 
頭部の鍼も、脳の血流をあげ、精神を落ち着かせる作用があるので、併用することが多いです。
 
しかし、鍼を打つことによって、寝やすい身体状態にもっていくことは出来ますが、本当の意味で継続的に良い睡眠をとるためには、朝起きてから夜に就寝するまでのすべての時間を、そのために行動する必要があると、私は考えます。
 
まず、朝は早起きを心がけ、起きた瞬間にカーテンを開けて日の光を浴び、脳のスイッチをONにします。
 
朝食はしっかりと食べ、日中のどこかで適度な運動をすること。
 
コーヒーなどのカフェイン摂取は、午後2時くらいまでにします。
 
就寝する2~3時間前までに夕食は済ませ、食事量は腹7~8分目までとし、食べ過ぎない事。
 
就寝2時間前くらいからお風呂に入り、湯船には38℃~39℃くらいのあまり熱くない温度で15分程ゆっくり浸かること。

就寝1時間30分前にちょうどお風呂からあがれば、15分お風呂に長く浸かったことで、体の深部体温がしっかり上昇していますので、そこからゆっくり深部体温が下降していき、1時間30分後に深部体温が就寝するのに適したところまで下がっていくことにより、副交感神経が優位になり、眠気を誘います。
 
そのときに床につければ、自然と睡眠に入りやすくなります。
 
くれぐれも、床についた後に本を読んだり、スマホをみたり、お仕事や家庭内の事などの考え事を一切しないこと。
 
何も考えずに、ただ脱力して身をまかせるようにしなければ、良い睡眠をとるために一日やってきたことが、台無しになってしまいます。
 
不眠症で悩んでいる患者さん、ぜひ当院の鍼治療を受けて、一緒に乗り越えていきましょう!


北京堂鍼灸マッサージ治療院 新百合ヶ丘治療所
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